薬膳では、
私たちの体を支えているものを
「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)」という考え方で見ていきます。
気はエネルギー、
血は栄養、
津液は潤いです。
どれも大切で、
ひとつでも不足したり滞ったりすると、
不調として現れてきます。
元気とは、足りていて巡っていること
薬膳では、
「足りない」
だけでなく、
「巡っていない」
ことも大切に考えます。
気血津液が、
「十分足りていてスムーズに巡っていること」
それが薬膳的な“元気”です。
気とは、元気の「かなめ」
「気」というと、
目に見えなくて、少し不思議なものに感じるかもしれません。
でも、
私たちは普段から
「元気」
「やる気」
「気力」
という言葉を使っていますよね。
薬膳でいう気も、
そんなイメージです。
朝起きても疲れが取れない。
すぐに疲れてしまう。
声に力が出ない。
風邪をひきやすい。
そんな時は、
気が不足しているのかもしれません。
気は、
身体を動かし、
内臓を働かせ、
私たちを守る力です。
言ってみれば、
身体のエネルギーです。
血とは、身体と心を養うもの
血というと、
血液を思い浮かべる方が多いと思います。
もちろん血液も含みますが、
薬膳では、
身体やこころを養う栄養のようなものとして考えます。
例えば、
目が疲れやすい。
髪がパサつく。
爪が割れやすい。
眠りが浅い。
なんとなく不安になりやすい。
そんな時は、
血が不足している場合があります。
血は、
身体だけでなく、
こころも潤してくれる存在です。
だから、
血が不足すると、
身体だけでなく、
気持ちにも影響が出ることがあるのです。
津液とは、身体の潤い
津液とは、
身体を潤している水分のことです。
涙
唾液
汗
関節を滑らかにする水分
皮膚の潤い
なども含まれます。
例えば、
肌が乾燥する。
喉が渇く。
便が硬い。
目が乾く。
そんな時は、
津液不足が関係しているかもしれません。
反対に、
津液そのものは足りていても、
流れが悪くなると、
むくみとして現れることもあります。
不調は、気血津液からのサイン
気血津液は、
自分の体を知るための物差しです。
疲れやすいなら、
気が足りないのかな?
乾燥するなら、
潤いが不足しているのかな?
眠れないのは、
血が不足しているのかな?
そんなふうに、
身体の声を聞くきっかけになります。
大切なのは「自分を責めないこと」
気が足りないからダメ、
血が足りないからダメ、
水が足りないからダメ、ということではなくて、
不調という言葉で、体はサインをくれています。
まとめ
薬膳では、
私たちの身体を支えるものを
「気・血・津液」
として考えます。
気はエネルギー。
血は栄養と潤い。
津液は身体の水分。
そして、
不調とは、
それらのバランスが崩れた時に現れるサインです。
まずは、
今の自分はどうかな?
と、
少し身体に耳を傾けてみてください。
それが、
自分と仲良くなるはじめの一歩です。